チェコは、1人あたり年間およそ150リットルと、世界一のビール消費量を誇るビール大国です。チェコに行って、本場のビールを楽しみましょう!!
チェコでは、ビールの銘柄は470もあると言われ、街ごとに、異なる味わいのビールを楽しむことができます。中でもチェコ東部の街、プラハから電車で約2時間のプルゼニュ(ピルゼン)市は、ピルスナービールの生誕の地として有名で、この街では、本場のピルスナービールを味わうことができます!
プルゼニュでは、およそ700年も前からビール作りが行われていました。すでに中世の時代には、ビール醸造は、修道院や裕福な市民の監視のもと、厳密に管理されていました。1842年チェコの醸造技師マイスターヨゼフ・ゴールは、ボヘミアの大地で育った麦とホップ、そしてアルプス山脈の豊富な雪解け水を、下面発酵酵母で発酵させる斬新な発酵法を発明し、それまでの黒ビールとは全く違う、黄金色のビールの発酵法を生みだしました。こうして、今現在世界中で飲まれている黄金色のピルスナービールが誕生し、日本を始め世界中で愛飲家に親しまれるようになりました。
プルゼニュでは、今でも、毎年10月5日に、ビールフェスティバルが開かれており、本場のピルスナー・ウルクェルを味わうことができます。チェコでは、500mlのグラスビールが標準サイズ。500mlで、17〜30コルナ(約0.7〜1ユーロ)とお手頃価格です。日本のような350mlサイズも、オーダーすれば出してくれます。
レストランやカフェでは、入口の所に、その店で使っているビールの銘柄の看板が出ていますので、料理のメニューだけではなく、ビールの銘柄もチェックしてから、お店に入りましょう!自家醸造のオリジナルビールを出しているお店も多いそうです。
プルゼニュ市には、ビール醸造博物館やプルゼニュスキー・プラズドロイ醸造所もあり、ビール醸造の歴史について学んだり、作りたてのビールの試飲を楽しんだりすることができます。 |